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こんにちは!今回は入れ歯のお手入れについてお話しします。
入れ歯は歯と同じように毎日のお手入れが必要です。口腔内にはさまざまな種類の微生物が数多く存在し、歯だけでなく入れ歯(義歯)のような硬いものには微生物の集合体「バイオフィルム」が容易にできてしまい、そのままにしておくと、むし歯や歯周病、口腔の感染症を生じるだけでなく、肺や全身への感染症を引き起こす可能性があります。これらを予防するためには、歯磨きと同様に入れ歯の清掃も大切です。
新しい入れ歯を装着してから1ヶ月程度は入れ歯の寸法的な精度を保つため、入れ歯を外すときは、水の中での保管か入れ歯洗浄剤の溶解水に保管しましょう。また、容器は入れ歯専用のケースを使い、1ヶ月経過後も衛生的観点から入れ歯洗浄剤溶解水に浸漬するようにしましょう。入れ歯紛失の原因となるため、けっしてティッシュペーパーで包んで置いておかないでください。
入れ歯を使って食事をすれば、食べ物が細かくなったカスが付着することは避けられません。また、入れ歯を口腔内に装着することでバイオフィルム(デンチャープラーク)が入れ歯の表面に形成されます。したがって、食事のあとに入れ歯を外して清掃しましょう。外出中など入れ歯を外せない状況であれば、実際に外せるタイミングでの清掃で構いません。
徹底的に汚れを除去するには2種類の清掃方法を組み合わせる必要があります。ブラシなどによる機械的清掃と入れ歯洗浄剤による化学的清掃に分けられています。食べカスや分厚いデンチャープラークを除去するには機械的清掃が、バイオフィルムとしてのデンチャープラークを除去するには入れ歯洗浄剤が必要です。つまり、大まかな汚れに対してはブラシを使用し、微生物の除去など目に見えない汚れは入れ歯洗浄剤を使用します。さらに、入れ歯に付着した茶褐色の着色物や歯石用付着物を除去するにも入れ歯洗浄剤が有効です。
「入れ歯のお手入れ方法」
1.義歯用ブラシを用いて流水下で清掃します。※落として破損しないように洗面器などに水を張って清掃しましょう。
2.ぬるま湯に入れ歯洗浄剤を入れて入れ歯を浸漬します。※熱湯は入れ歯の変形の原因になるので熱湯は使わないでください。
3.義歯用ブラシで浮き上がった汚れと入れ歯用洗浄剤を洗い流します。
入れ歯を使用していくうえで必ず生じてくる問題点として消耗や劣化があり、さらに残っている歯の状況も変化していきます。また、患者さんの入れ歯の取り扱い方も変わっていくために入れ歯に生じる問題点もあります。入れ歯の変化は避けられない事象ですので、定期的な歯科受診により入れ歯の状態と口の中の状態をチェックしていく必要があります。